14話 送別会1
カエデたちが村に帰るといろんなところで肉や野菜などが焼かれていた。
中にはカエデの好きな魚もあった。
「ん〜、いい匂いがするね〜。あっ、カエデの好きな魚もあるね!」
「魚あるの?やったーー。あとどのくらいでできるかなぁ?」
そんな話をしていると、
「あと30分くらいじゃねぇか?」
エイギが話しかけてきた。
「エイギさん、こんばんわ」
「そのくらいなんだ。なら俺は今日使った武器の手入れでもしようかな」
「なら私もするー」
「お前ら仲良いなぁ」
ということでミイアと一緒にナイフや弓の手入れを始めた。
「ねぇ、カエデ。街に行ったら何したい?」
「どうしたんだ?急に」
「えっと、街に行ったらさ、お金稼ぐために頑張るでしょ?冒険者になるのは絶対なんだけど、他にやりたいことでもあるのかなぁ、って思ってさ」
「うーん、湊町とか行って美味しい魚料理を食べたい、とかだね」
「あはは、カエデらしいね。そういうところ」
「意味がわからん。そういうミイアは何がしたいの?」
「うーんと、服屋とかで可愛い服を着たいとかー、甘いもの食べたりー、あとはいろんな人と仲良くなりたい!」
「たくさんあるね。ミイアらしい」
「そうかな?」
「うん、特に最後の『いろんな人と仲良くなりたい』とかね」
「そっか」
【ステータス超変化のレベルが上がりました】
そんなこんな会話をしていたら、送別会が始まった。
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