第8話 カエデの魔法発現
「え? ついてくるの?」
「うん、だって寂しいんだもん。それにカエデは魔法使えないでしょ?」
そう言ったミイアは回復魔法と火属性の魔法が使える。言った時に火属性魔法を使ってみせた。
そうすると、
【火属性魔法が使えるようになりました。
それにより、ファイヤーボールを取得しました。
魔力が一定量を超えたため、ファイヤーランスを取得しました。
魔力が一定量を超えたため、エンチャント(火)を取得しました。
魔力と魔力量が一定量を超えたため、 インフェルノを取得しました】
(わぁ、火属性の魔法見たら使えるようになったぁ)
カエデが
「今、火属性の魔法使えるようになったんだけど...」
と少し申し訳なさそうに言った。
「「「「「ええええええええ!!」」」」」
村人は驚いた。
「えっ、私の存在意義は?」
「すんません」
(どういうことだ?俺には魔法の適性がないはずだが?)
そうなのだ。魔法はその属性の適性が少しでもないと覚えられない、稀に適性が無くても覚えられるが魔法の効率が悪くなり、魔力量を多く使ってしまう。
しかも、属性の適性を持つ人はあまり多くない。
それに付け加え、魔法は覚えようと思っても努力がいる。その魔法の原理や実際に発動しているところを見てどうやっているのかをしっかり記憶する必要があるのだ。つまり知識がないとダメということだ。
カエデも少しは魔法を使ってみたいと思っていた。もしかしたら使えるかもと思い、少し勉強していた。だが、魔法の適性を調べることにしてみたが、なかった。
正確には無属性魔法の適性はあったのだが、調べる手段がなくて、そんなことは知らなかった。
無属性魔法は全ての根源の魔法であるが、器用貧乏のような感じで汎用性は高いが、その属性魔法の適性を持つものより弱く、魔力量も大量に必要なため、外れ属性だと言われている。
とは言っても、無属性魔法の適性がないと覚えられないものもある。例えば、千里眼や剛力、マジックブーストなどの能力向上系統の方には強いため、前衛でも後衛でもいける。
オールラウンダーではあるが、どちらも中途半端になってしまう。そんな魔法だ。
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