1月
1月3日
ついに連続幼女強姦殺人事件の一人が捕まった。
幼女をダルマにし、性器に犯行文を突っ込んで腹に黒電話を詰め込んだ奴だ。
犯人は27歳、覚せい剤の所持および使用で執行猶予中だった男で、その異常な犯行の理由は”特に意味がない”そうだ。
腹に黒電話を突っ込んだ理由は、「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」という猟奇事件を模しだだけだったし、他の奇行もその場の思いつきだそうだ。
今時ネットでは「名古屋妊婦切り裂き殺人事件」も他の猟奇殺人も、他にもリアルな殺人動画や生中継にまで簡単に情報にアクセスできてしまう。
なんとも狂っている。
では、その犯行の目的だが、これはまだ口を割っていない。
精神疾患の線でも疑われていて、どういう判決が下されるのか世間の注目を集めまくっている。
1月18日
世間の正月気分は既に吹き飛んでいる。
まだ各地で起こっていたレイプ魔が次々と口を割った。
この事件の黒幕はVtuberの舞原 凪ちゃんだった。
彼女は幼い頃レイプされていた。
その事で精神疾患を患い、精神科に若い頃から通院。
未だにその傷は癒えていない。
学校も不登校で、ひきこもり生活を続けていた彼女はある日インターネットと出会った。
そして現実では容姿にあまり恵まれなかった彼女が思いついたのがVtuberだったという訳だ。
Vtuberの世界では誰しもがちやほやしてくれた。
熱狂的なファンまでついた。
そして彼女は過去への復讐を思いついた。
熱狂的な信者とコンタクトをとり、適当なイカれた奴の見つけ出しては自分がレイプされた頃合いの年齢、幼女をレイプさせていたのだ。
こんなオチ誰も望んでいない。
凪ちゃん自身も望んでいなかっただろう。
だが、彼女の闇は深かった。深淵に至る傷を追っていた。
余りに悲しい話だ。
俺はVtuberというものが素直に楽しめなくなってしまった。
1月29日
舞原 凪ちゃんが捕まった後も勝手に意思を継いだ馬鹿どもが犯行を続けている。
こんな世界狂っている。
ネットは人を幸せにするものではなかったか。
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