第8話 レイプ
「あなたっ!? 人間じゃない!?」
人間とは思えない動きで大量のゾンビ達の首をバサリバサリと落としていく少女に向かってメリルは叫んだ。
「あなた達は何者」
無表情で九十九は答える。
「私達は魔法少女! あなたのそのそのやり方ではゾンビさん達の魂を救えない!」
「魔法少女……わからない……何を言っているのかわからない……」
純は困った、何がなんだか分からなかった。
突然変な呪文で少女の身体になり皆が思い浮かべるフリフリの魔法少女の衣装をまといホウキで飛んで行けばゾンビがうじゃうじゃいて謎の少女が虐殺している。
「純くん、早く降りて! まずあの女の子を止めて!」
ゆっくりと下降しホウキから降りた。逝っちゃった目をしたゾンビと呼ばれる人間がうじゃうじゃいいる。
新型ドラッグ、イノセントシンドロームのは人の理性のタガを外し、欲望を増幅させる。
12歳の華麗な少女になった純を見てゾンビ達は目の色を変えた。
全速力でゾンビの群れが向かってくる。
純は為す術もない。
フリルのかわいい服はビリビリと無残に破られ、されるがまま犯された。
純の悲鳴は歌舞伎町のど真ん中で虚しく霧散する。
九十九は事の成り行きを静かに見守っていた。
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