第2章 世界観概要
第1部 種族国家等概要
◎種族について
種族には男性と女性がいる種族、男性だけの種族、女性だけの種族がある。
異種族間で子供を作ったときは男の子なら父親の種族、女の子なら母親の種族として生まれてくる。ただし、ある程度は特性を引き継いでいる。例えばエルフを母として生まれた男の子は魔法の素質を持って生まれる。
また神族は例外。例えば神族を父として生まれた男の子は神になるとは限らない。
例)
男性も女性もいる種族・・・
男性だけの種族・・・ドワーフ族、ケンタウロス族、サテュロス族等
女性だけの種族・・・エルフ族、ハーピー族、セイレーン族、ストリゲス族等
★神族
世界で最強の種族。
厳密に言えば種族ではない。一定の力と不老不死の力を持つ者なら神と呼ばれる。
強さも弱いのから強いのまでいるが弱い神でも普通の人間などでは絶対勝てない力を持つ。
また、持つ力によって大神や小神に分けられる。
この世界で大神と呼ばれる存在は300柱ぐらいいて、小神は1500ぐらいいる。
エリオスの神々は大神と小神合わせて100柱ぐらい。
それ以外は邪神。
モデスも邪神に含まれる。
エリオスの神々は人間と同じ姿であるが、邪神は人間とはかけ離れた姿をしている。
圧倒的に邪神が多いが邪神間で争いがあり、まとまりがないのでエリオスの神々が神族の中で最大勢力となっている。
ちなみにエリオスの神々の見解では神族はエリオスに属する神だけとなっている。
実はクロキやレイジ達もこの世界では人間ではなく神族に含まれる。そのため人間や普通の魔物では太刀打ちできない力を持つ。
逆に言えば神族ならレイジ達と互角以上に戦える力があったりする。
ザルキシスも神族であるためレイジ達を追い詰める事ができた。
※注釈
実は大神と小神以外にも古代神と呼ばれる者もいる。
・古代神
創造神エリオスやオルギスやナルゴルやミナの事。
古代神はオルギスとナルゴルと同じか前に生まれた神。
現在ではほとんど影響がない。
すでに存在しない者も多く、崇められるけど世界への影響力は小さい。
※別に古代神は大神よりも強いわけではなかったりします。
単純に古い神。
ほぼ、登場する事はない。
・大神
モデスやオーディスやレーナやザルキシスの事。
この世界を支配してる者達である。
・小神
力が弱い神。
多くは大神に従属している。
・半神
神に近い力を持つ者
★
翼の生えた美しい種族。神族に次ぐ種族。
エリオスの神王オーディス率いる神々の眷属。
★デイモン族
角と褐色の肌を持つ種族。天使族に匹敵する強さを持つ。
魔王モデスの眷属。
★竜族
この世界の古代から住む獣。
竜族にはワイバーン等なども含まれるため全体として神族や天使族よりも強いとは言えないが、竜王と呼ばれる存在は間違いなく神族と同じ位の強さを持つ。
竜王も神族に含む場合もある。
★
人間。
オーディスの妻フェリアの願いによって生まれた種族。
そのため、エリオスの神々に似ている。
※後述で詳しく書きます。
★エルフ
女性だけの種族。子供を作る時は他種族の男性を攫ってくる。そのためその種族と争いになる事がある。
全員が美しい容姿をしている。非常に長命で全員が精霊魔法の使い手。人間よりもはるかに強い種族。しかし数が少ないので勢力は小さい。
ギリシャ神話のニンフの要素が入ってます。
★ドワーフ
男性だけの種族。子供を作る時は他種族の女性にお金や財宝を渡して来てもらう。エルフのように攫ったりはしない。
背が低く、丸い体型をした種族。ドワーフ族は皆ヘイボス神を信仰している。全員が付与魔法の使い手。彼らの作る道具はこの世界では一級品である。
ヘイボス神とモデスの関係から、魔王モデスにも友好的。
★巨人族
トロル族やオーガ族やサイクロプス族等がいる。
★その他
ゴブリン族、オーク族等
ケンタウロス族、ハーピー族等
その他。
◎世界
後述で詳しく書きます。
★ナルゴル
魔物の国。魔王モデスが支配する土地。
破壊神ナルゴルが滅んだ場所をナルゴルと呼ぶようになった。
★エリオス
天空にある神の国。神王オーディスが統治。
破壊神ナルゴルを倒した神達が世界でもっとも高いエリオス山の頂上に作った国。
★人間の国家
この世界の人間の国家は基本的に都市国家である。つまり都市=国家。
昔のギリシャのように都市国家が無数にある。
そして都市の外は人の世界ではなく、多数の魔物が跋扈する魔境であるため人間は城壁を築き都市の中とその周辺のみで生活している。そして街道が国家と国家を繋いでいる。
都市国家は数百人しかいない村のような小さな物から、衛星都市を持つ巨大な国家もある。
政体も国家事に違い王制の国もあれば共和制の国もある。ようするに市長が世襲なのか選挙で選ばれるのかの違い。
また、王制でも市長だけでなく次長や課長クラスも世襲である貴族がいる国家もあれば、市長だけが世襲の国家もある。もちろん、共和制の国家でも貴族のいる国家も存在する。
★市民権
市民権を持つ者はその都市国家の国民であり、その国の市民権を持たない者は外国人もしくは難民である。
そのため、市民権を持たない者は簡単には城壁の中に入れてもらえない。理由は都市の食糧事情や治安等の問題があるから。
それでは流通をどうするのかと言うと。国家間で条約を結び、互いの国の市民権を持つ者の入国を自由にする。そういった条約を複数締結することで、人の往来を自由にする。
まったくどことも条約を結ばない完全自給自足経済の閉鎖的な国家もあったりする。
★経済
基本的に人間以外は貨幣を使わない。人間と交流する種族がわずかに貨幣を使う。
それは人間よりも上位種族とされる天使やエルフであってもそうである。なぜなら数が少なすぎるから。そして、種族ごとに生活が異なる。
貨幣を使うのは人間が主だが、人間の国によっては貨幣を使わない国もある。そういう国は物々交換だったり原始共産制だったりする。
貨幣の発行は衛星都市を持つ大国が発行している場合が多く。大国の貨幣が他国でそのまま使われたりする事が多い。
ただ、貨幣の鋳造は大国のみの権利というわけではなく、小国でも個人でも作って良い。ただし通用するかどうかは別。
★外街
大きな国家の城壁の外に築かれる街。どこの国の市民権を持たない難民が作る事が多く。非常に治安が悪い。
★聖レナリア共和国
女神レーナを信仰するレーナ教徒が作った国。
複数の衛星都市を持つ大国である。
共和国の名のとおり世襲の王ではなく任期4年の執政官が統治。
執政官の選ばれ方は、一般的な共和国の選挙と違い、一定数の市民権を持つ者の推薦を受けた者の中からレーナ神殿が選ぶ。
レーナ神殿には執政官の政策や市民権を持つ者で組織される民会の決議に対して拒否権を持っている。そのため、この国の政治はレーナ神殿の意向を無視して政治を行う事はできない。
この聖レナリア共和国のレーナ神殿は女神レーナ信仰の最大の聖地であるため世界中から信者が参拝に訪れる。
神殿はドワーフによって建設され、立派。
★騎士
街道や城壁外の治安維持を任務とする公的な武力機関。
城壁の中は自警団や衛兵達が守り、騎士は城壁の外である街道を行く人の安全を守る。
都市の中よりも広い地域であり、危険な魔物と戦わねばならない。そのため馬に乗れて、なおかつ戦闘能力が高くなければ騎士としては務まらない。
また、そんな戦闘能力が高い者が国家に反逆されては困るので騎士は王や国家に対して忠誠心を求められる。いわゆる騎士道があったりする。
★神殿騎士
騎士とやることはあまり変わらないが忠誠の対象が王や国ではなく神である所が特徴。
また、直接神に仕えておらず神殿に仕える事で間接的に仕えている。
この世界ではオーディス神殿やレーナ神殿が神殿騎士団を保有している。
★自由戦士
この世界における冒険者的存在。
騎士が公的な存在なら、彼らは民間の騎士といえる。
魔物の被害が多いこの世界において、戦士の需要は多い。
しかし、国の財政で維持できる兵力には限りがあり、民間の戦士が必要となる。
戦士でなく自由戦士と呼ばれるのは、戦士には騎士や兵士も含む場合があるからである。
また、騎士や兵士が命令で動くのに対して、自由戦士は依頼で動く。
命令は義務だけど、依頼は断るのは自由であり、そう言う所も自由戦士と呼ばれる所以である。
★レンジャー
人間は城壁の中とその周辺で生活するのが一般的だが、魔物の多い森や山で生計を立てる人もいる。それがレンジャー。
別に魔物を退治するために森や山に入るわけではないので戦闘力はあまりない。
★魔術師
人間は基本的に魔法を使えないが例外が彼らである。主にエルフを母に持つ男性が魔術師になるケースが多い。例えばニムリがそう。
★聖騎士
聖騎士は神王オーディスに直接に仕える人間の英雄と天使族の精鋭が聖騎士となる。
聖騎士団はエリオスの最強の部隊である
神殿騎士との違いは神王オーディスが騎士として認めているかどうかである。
ちなみにレーナ神殿の神殿騎士はレーナに仕えているが、レーナは騎士とは認めていなかったりする。
★暗黒騎士
魔王モデスに仕える精鋭が暗黒騎士。聖騎士に匹敵する強さを持つ。
ほとんどが魔族である。
★戦乙女
レーナに選ばれた女戦士の事。天使がほとんどだが、例外的に人間もいる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます