第259話 帰宅の途……。(11)
そう、まさに、魔王、覇王項羽、ここにありと言わんばかりと、言った感じと様子でね。己の気──。妖力、魔力を一気に増幅させて、百八十センチ以上もある覇王妃さまの身体を楽々とキャッチして彼女をね、お姫さま抱っこをしてみせる。
また、それが、覇王妃さま自身も可能だと知っているから平然……。いつもの日常のように、籍へと覇王妃さまはダイブをする。するのだよ。
でッ、また、その様子を常日頃から凝視をしている胡亥姫さまは、慌てふためいて逃げる。退却することもなく。
己の主でありクラスメイトでもある籍に、子嬰姫のように『子嬰! 悪いのだが。羽が帰ってきたから。今度は羽に変わってもらってもいいか? 子嬰……』と、同じように告げられる迄は、逃げも隠れもしない。せずに。いつまでも己の主さまに寄り添い甘えている状態なのだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます