第255話 帰宅の途……。(7)
覇王妃さまが、お猿さんのように、真っ赤なお顔で、『キッキッ』と、言えば。言う程。
「フフフ~」と、妖艶に微笑を浮かべながら。
「籍~」、『チュ~』、
「籍~」、『チュ~』と。
胡亥姫さまは、籍の頬や首筋へとキスをして甘えて魅せるのだ。
まるで? 覇王妃さまをからかうように、胡亥さまは、妖艶、優艶な笑み、行為をしながら甘え続けるのだ。
でッ、また彼女、胡亥姫さま、籍を挟んだ片翼に座り寛ぐ彼女。胡亥姫さまの妹君、秦学園の中等部のマドンナ、姫さまであらせられる子嬰(しえい)嬢も。姉である胡亥姫さまに続くように。
「そうですよ~。項羽姉さまは~。胡亥姉さまのおっしゃる通りで~。事あるごとに、いつも煩い~。煩いです~。少しは静かに~。大静かにしてくださいませ~」と。
やはり、実の姉である胡亥姫さまに続くように不満を漏らし。静かに、冷静になるようにと諫める。
そう、諫めるのだが。
何せ? 秦学園の高、中マドンナ姫さま達が相手、対峙しているのは覇王項羽──。
そう、あの秦大帝国を、挙兵を上げ、僅かな期間で壊滅、滅ぼした。元祖覇王項羽さまの女体化した麗しい御姿だから。
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