第250話 帰宅の途……。(2)
『帰った!』、『帰宅をした!』のだと。
だから誰? 誰なのだ? 一体誰なのだ? と、思いながら。声の主を確認した。してみたのだ。
すると扉を勢い良く。壊れ、破壊してしまうのではないか? と、思うぐらいの勢いで開けた女性の姿──。
そう、覇王妃さまの大変に麗しい容姿、御姿がある。
それも? 大変に御機嫌斜め、ではなく。(笑)
大変に御機嫌麗しい容姿で、己の主、殿である籍へと帰宅したのだと告げ、キッチン、リビングへと侵入──。
また、そんな御機嫌麗しい様子の覇王妃さまに続くように。
「ただいま~」
「帰ったわよ~。籍~」と。
拍殿と梁さまの声がね。
う~ん、でもさ? 御機嫌麗しい様子の覇王妃さまとは対照的に、拍殿は何だか? 不快感を募らせ、御機嫌斜めでね。武信君であらせられる梁さまの方は心労? お疲れモードのような声色のような気がする。
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