第219話 李信対覇王妃  (8)

 自身の率いる白き物の怪の弩隊へと勇んだ台詞──!


 そう~? 己へと勢い良く突撃を決行してくる黒き物の怪達へと臆し怯むこともなく、自身の配下の者達へと下知を下すのだ。


 すると~? 白き物の怪の甲冑を身に纏う物の怪の戦士達……。彼等彼女達は? 自身が装着する矢の先へと向けて、何なら? 魔法の詠唱を始めだすのだ。


 すると~? 白き物の怪の彼等彼女達の持つ矢の先が蒼く光る……と、言うか?

『メラメラ』と、蒼く燃え始めるのだ。


 そう~? まるで~? 霊魂の塊~? 世に言う~、人魂のように燃え始めるのだよ。


 でッ、燃え始めれば~?


 白き甲冑を身に纏う物の怪の彼等と彼女達も?


 自分達一人一人が持つ弩へと装着──!


 その後は? 自分達へと勢い良く突撃を決行してくる。秦の黒き装甲騎兵隊達へと向けて構える──!


 そして~? 狙いを定めるのだよ。

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