第287話 召喚! (2)
己の気を高めるのだ。
何処かのアニメ、漫画、ドラ〇ンボ〇ールに出演するヒーロー達のように、だよ。
でもね、ドラ〇ンボ〇ールのヒーロー達と様子が違うのは、彼等、彼女等は、自身の身体を真っ赤に。
そう、炎を立ち上げるような感じで、己の気を上げるのだが。
この場にいるお嬢様達、戦姫達は、精霊、物の怪、妖怪と言った類に属するので、己の気を高める訳ではなく。
自身の妖力を高めるものだから。
彼女、戦姫達の身体から燃え盛る炎は!
黒き闇の炎!
漆黒色した炎を纏い、立ち上がらせ始める。
すると彼女達。
梁様、拍殿、胡亥姫さまの背から沢山の黒い影。
それも、十や百ではない。
千や万に近い大量の黒き、悪しき影が、多々地面から湧き始めるのだ。
物の怪、お化け、ゾンビ、キョンシーのように湧いたと思い。
悪しき黒き者達の容姿を凝視してみれば。
良く秦の始皇帝陵の紹介の時に、同じく紹介をされる兵馬俑の歩兵兵士や騎馬兵士達の容姿をした悪しき者達が多々湧いたのだ。
その数ざっと見て確認をしただけでも数万にも及ぶ数の物の怪兵達が湧いたから。
流石に物の怪健司も。
「ギエッ?」
と、奇声を上げ。
自身の顔色を変えてしまうのだった。
◇◇◇
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