第241話 妖魔、魔物の?(11)
「よせ! 健司! もうやめるのだ……。やめてくれ頼むよ……。これ以上罪を! 犯罪を! 変態行為……。変態男。化け物には、頼むから健司ならないでくれ。お願いだと……」
物の怪! 化け物! クトゥルフ神話の化け物の容姿へと、自身の心の醜さ。悪しき思いと。モテモテ友人である籍への嫉妬心から変態怪物化し。相変わらず裸体の女性達を、自身の触手を使用して『スゥ~』、『ヌル』、『ペロリン』と見て、確認、堪能をしては悪戯行為と犯罪を重ねている健司少年へと。籍はその場で泣き崩れながら。直ちに悪戯、変態行為をやめるように告げるのだが。
当の本人であるクトゥルフ神話の化け物化している健司は、悪しき思い。変態な思いに。自身の心は犯され、とり込められた状態だから。いくら籍が自身の目の前で泣き崩れ、辞めてくれと願い。乞おうが。
「フン! しるか! お前のようなアイドル顔のイケメン男。美女を次から次へと手込めにしては、己の物。所持品にしているような悪しき男には言われたくはなわ!きます」と、でも言いたい顔と鼻息荒く。悪態をついて、直ぐに無視! 無視をして──。
自身の触手を使用して捕まえ、束縛状態へとしたヌルヌルと光り輝く。フィギュアのような、裸体の女性達を、己の身体の中に取り込み。自分の物。糧とし始め出したのだ。
だから透明度の高い。健司少年のヌルヌルした身体。肢体の中で、自身の口を両手で押えてみたり。自分自身で首を絞め。絞めながら大変に悲痛。苦しそうな表情……。
そう、まるで、海や川、プールで溺れている者達のようにもがき、苦しみ、暴れ、抗い始めだす。
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