第240話 妖魔、魔物の?(10)

「「「呼んでぇえええっ!」」」


「「「お願いだからぁあああっ!」」」と。


「「「ワンワン」」」


「「「ニャ、ニャ」」」


「「「ピッピ、ピッピ」」」


「「「カァ~、カァ~」」」


「「「ポッポ、ポッポ」」」とね。


 犬や猫、雀に烏、鳩にと、真っ裸、毛が無くなり。痛々しく。貧弱、貧相な容姿で逃げ纏いながら。皆が警察、自衛隊の要請、要望を心から唱え、叫んでいる刹那、物々しい状態、光景が目に映る最中で。今の今迄嘔吐──。


 そう、籍の大事な個所を凝視して、同じ異性だから気持ちが悪い。気分が悪くなったと。不快感を募らせながら嘔吐していた。物の怪健司なのだが。自身の分身、家臣、部下である。人の容姿、形をしたアメーバ、スライムのようにヌルリ、ベトベトとした皮膚、肌に、沢山の目を持つ物の怪健司JR達の吐く、放つ。酸性魔弾に当たり。食らった者達の中でも、大変に見た目容姿の良い。美しく麗しい貴婦人、淑女、お姉さまに、お嬢さまと。美少女、美幼女の裸体化して逃げる。逃走をしている御姿を目にすれば。


「えっ(ギャッ?)」と驚愕。驚嘆を漏らせば。


「ピキ、ピキ」、「キャウ、キャウ」、「キャァ、アアアッ!」と。

 また奇声を上げ始めるのだ。


 多分彼? 物の怪健司の目に、美人で麗しい。熟れたマダムの裸体から。未だ蔀にも至っていない美幼女の裸体まで目につくから興奮! 歓喜して仕方がないのだと思う。物の怪健司はね?


 だって物の怪健司は、己の持つ触手をスゥ~と、素早く伸ばして、年齢問わずの裸体美女達をヌルヌルと捕まえ、捕らえ、束縛すれば、大変にうれしそうな目。それも大変に嫌らしい。スケベ、エッチな目、眼差しをしながら自分の沢山ある目の前へと連行して。フィギュアを上から下へと舐めるように見て観察しては、大変に嬉しそう。満足、満足をする男達のように、フムフムと嬉しそうに見ては観察を始める悪戯行為を始めだすのだ。






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