第238話 妖魔、魔物の?(8)
「籍、前を、大事な個所を隠した方がいいんじゃないか?」の言葉もつけ加えてね。
「あっ! そうだ! そうだったよ!」
籍は、自身が破廉恥極まりない様子、容姿でいることをすっかり忘れ。先ずは、己の大事な物、宝物になる二人のことを危惧、心配する辺りは、流石生前。太古の時代に、国士無双の韓信将軍が、赤帝劉邦に今後のこと。行く末を高祖に説き話した会話の中に、覇王は異性に対して情に脆いところがあると話題がでたぐらいだから。流石籍は、覇王項羽と言った感じだよね。
先ずは自分よりも、守るべき女性達のことを危惧、安否状態を、確認をする辺りは、自分の悪しき欲望心だけで、女性を破廉恥極まりない状態へとしようとしている健司少年とは、やはり違うから。籍のさり気ない優しさで、恋に陥る女性、女性徒達が後を絶たないのもわかる気がするのだが。
自身の友人である籍を前面だけ裸体、裸にした物の化健司はと言うと?
籍の大きな大事な物を、真面に『ガン見!』、凝視したものだから。
「うぎゃ、あああっ! うぎゃ、あああっ!」、
「おぇ、えええっ! おぇ、えええっ!」と。
大変失礼極まりない様子で、地面へと嘔吐を始めだしているのだよ。
自身の周り、道路、道を行き交う人達、自転車、バイク、自動車に運転しながら乗っている者達や歩行者達は、次から次へとおぞましい容姿の、物の怪健司を凝視しては。
「何だぁっ、あれはぁあああ⁉」
「ま、魔物がぁあああっ!」
「怪物がぁあああっ!」
「出たぁあああっ!」
「出たぞぉおおおっ!」と。
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