第217話 秦を滅ぼした二人の女……(2)
「う、うん。わ、分った。分ったよ。籍……」と。
健司少年は、自身の抜けた腰……。
そう、余りに急に起きた。目の前の出来事──。健司少年自身は、胡亥姫さまにお付き合いをして欲しいと、愛の告白をしたのが。前回の話しの終わり。後半の様子、内容なのだが。
そんな最中──。土下座を何度もし、平伏しながら胡亥姫さまへとお願い。嘆願をする健司少年達二人の許へと覇王妃さまが憤慨──。怒りをあらわにした表情で『ドスン! ドスン!』と、大○神の如き振る舞いで、己の持つタユン、タユンな爆乳をタワタワと揺らせ、胸を張りながら迫るのだが。
それを迎え討つためにと胡亥姫さまが偃月刀を抜き、構え、ポーズ!
だから彼女の横で、土下座をおこなっていた健司少年には、胡亥姫の官能的、艶やかな大人の色をしたパンティーと呼ばれる物が、『パン! ッ! 丸見え!』と、丸出し状態になって見える。確認がとれるようになってしまい。思春期の少年らしく。胡亥姫の履かれる紫色したパンティーに魅入られてしまい。虜──。
ついついと夢中になって魅入ってしまい。彼が逃げ遅れた状態へと陥ったのが。今の健司少年の状態と様子なのだよ。
それでも彼は、己の友人である籍に声をかけられ、急かされて、己の抜けた腰を引きずりながらも、四つん這いで、その場──! 覇王妃さまと胡亥姫さまが争い。戦いを始めた場所から。
「あわ、わわわ」と、変な声を漏らしながらも、何とか退避するのだ。
でっ、し終えれば、彼の口から。
「せ、籍~! な、何だぁあああっ! これはぁあああっ!」と。
驚愕しながら籍へと問うてくるのだ。
でも、籍自身も何でこうなったのかまでは、彼自身もわからないから。
「俺にもよくわからん。わからないんだよ。健司」とだけ、彼も言葉を返す。
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