第192話 覇王妃さまのお迎え?(3)
只ね。只ね、なのだ。
そう彼女の悩み、梁さまの「はぁ~」、溜息。「はぁ」と落胆が漏れ、心痛。己の肩を落として落胆しているのは、この部屋の様子。覇王妃さまが部屋の嗅ぐと言う。家具を破壊したのが原因と、言う訳では無い。無いのだ。
……う~ん、実はね? 覇王妃さまが、己の嫉妬心からきた破壊と、梁さまとの乱闘騒ぎの末に破壊をしたこの部屋の家具や壁の修理も。自身の知り合いに中華バブルで大変に稼いだ上に、この日本でも、中華マネーを使用して色々な分野にも手広く商いを始め、成功をしている者。パトロンがいるから。その者に修理代金を払わすから心配しないで欲しい。母上さまと。新しい屋敷の方がいいなら。その者に建て替えをさすけれど。母上様は、どちらがいい? と、告げられてもしているので、梁さまは、この部屋の悲惨な様子に関しては、全くと言って良いほど気にはしていな。と、いうこともないか?
只梁さまが、危惧したのは、覇王妃さまが。彼女のパトロンに対して身売りをしている。することになるのならば駄目だ! イカン! イカンぞ! と、だけ告げると。
「ああ、母上様……。それはない。ないから。相手は女だから。大丈夫。大丈夫だよ」と。
覇王妃さまは、自身の頭を振りながら笑い。明るい声色で梁さまに告げてきたから。
彼女は『ホッ』として安堵、己の胸を撫で下ろすのだ。
じゃ、梁さまは、何に対して、『はぁ~』と溜息を漏らし。落胆をしているのか? と、いうことになるのだが。
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