第177話 絶体絶命!(6)
もう時は既に遅い。遅い気がする。するのだ。
いくら覇王妃さまが梁さまのことを自身の母親。母上さまだから、その場から退避を促しても間に合いそうにない気がするから覇王妃さまは諦めた方がよい。よいと思うぞ? 自分自身がした。おこなった過ち、なのだから。と、言ったところで彼女の様子……。
そう、梁さまの危機に絶叫を放った覇王妃さまなのだが。彼女の封印された遠い。遠く。はるか昔。ダークエルフの精霊さまになる以前の昔、昔の過去を思い出して彼女、覇王妃さまは梁さまへと。自分自身も項籍! 山田籍! 項羽! 元祖覇王なのだと告げ教える。
だから梁さまに、『その場から逃げて、逃げて下さい。梁伯母上~。母上さま~』と、嘆願を何度もする。するのだが。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます