第172話 絶体絶命!(1)
「えっ? えぇえええ~」、
「まっ、まさか? あっ、貴女~。そ、それが出来る。出来るの、貴女は~?」と。
絶叫をあげる梁さまなのだよ。でっ、何で梁さまが、覇王妃さまを凝視して驚愕! 驚嘆を吐く、漏らしているのか。皆は不思議、不思議でならないと思う。
だって、今の今迄、梁さまは、あの一騎当千万夫不当である。中華四千年以上ある歴史の中で最強とも言われている戦鬼、武士(もののふ)である覇王項羽の、ダークエルフの女体化を持つ、物の怪? 妖魔? 精霊? 女神さま? 相手に互角以上の戦いを皆に魅せ披露しながら。覇王妃さまを追いに追い込んでいたのに。二人の手に汗握る拳と蹴りとの戦い。争いが急変し。しているから。皆は驚愕したと思われるから。少しばかり説明をする。しようと思うのだが。
う~ん、二人の美しく、麗しい。お姉さま達二人の争い。今の状況を説明する必要はないみたいだね。
だってさ、驚愕しながら対峙している梁さまの面前に立つ覇王妃さまの今の容姿──。彼女の身構える姿、容姿を見て確認をすれば。
『ああ、なるほど……』
『なるほど、だね……』と、声を漏らしたくなる姿で身構えているから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます