第171話 伯父と甥? 伯母と姪? それとも親子喧嘩?(21)

 だからとうとう彼女は我慢、耐え忍べなくなり。このような邪な策を使用──。覇王妃さまを誰もいない籍の部屋へと騙していかせる強引な策。強硬な策と行為へと打って出たのだ。先程覇王妃さまが御覧、見ていた。エッチな~本を破壊、破り捨てる。させるためにとね。



 う~ん、でもさ? 覇王妃さまは、その、あの、エッチなぁ~本を破り捨てることもしないで自身……。己の勤勉の為にと。その場にへたり込んで読み始め。


「凄い~」、


「スゲェ~」、


「儂の籍は、ネチネチとスケベ、変態なところがある。あるから。こんな如何わしく。破廉恥極まりない。優艶な下着の方が好き。好きなのか……。そして? 夜伽は燃えるのかも知れぬ? ……となれば? 今度胡亥か? 政のくそババアに、購入してもらうしかない。儂の分も……」と。


 覇王妃さまが独り言を漏らし。漏らしながら更に。


「凄い!」、


「凄いぞ! この下着は⁉」と絶叫をしているところを。先程も説明した通りで、梁さまから後ろ。後頭部へとドーン! ドーンなのだ!


 だから覇王妃さまは、中華4千年以上の歴史を持つ中でも、最高値にあたいする武の力を発揮できないで。梁さまの後手、後手へと回っている不甲斐なさを見せるのだが。


 覇王妃さま自身もこのままではイカン! イカン砲を撃ちたい衝動に駆られているから。


「(やる……。使うしかないか……)」と。


 中華4千年最強の武士(もののふ)、戦姫さまは思うのだった。



 ◇◇◇◇◇

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