第163話 伯父と甥? 伯母と姪? それとも親子喧嘩?(13)

 彼は、『ククク』と苦笑を浮かべ漏らしながら。籍がアプリゲームをプレイしている最中に『ソォ~』と、カバンの中に終い込んだのだ。大事、大事にね。只今覇王妃さまが。


「凄い! 凄いな! これは⁉ 籍! 籍の奴は? こんなスケスケ派手、派手しい着衣しているのか? していないのか? 解らないような、下着をおなごに着衣をさせるのが趣味! 趣味なのかー? ッて、ウム! フム! ああ~。良く思案、思い出したら。あの破廉恥極まり女達や扶蘇、胡亥、子嬰……。ああ、そう言えば? あの政のババアもこんな優艶な下着を着衣! 着衣していた筈。筈なのだ。こんな破廉恥極まりない下着を……。うう、でも、儂は? 籍の妻なのに。アヤツが喜ぶような、こんな破廉恥極まりない下着を持っていない。いないぞ……。だから、どうしよう……?」


 籍の正妻だと自負している覇王妃さまは、最初はイライラ、時間が経てば気落ち、落胆……。



 でッ、最後には彼女、自分自身は籍の正室、虞と変わらぬ存在だと思う。自負している覇王妃さまだから。今度は嘆く。嘆くのだ! こんな感じでね。


『うわぁああん! うわぁあああん!』と、嘆き始め。


 その後は?



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