　まあ、こんな感じで訊ね、問いたくなる衝動に駆られるのだが。

　う～ん、実は、これにはね？　少々訳。理由がある。あるのだよ。

　と、申したところで、少しばかり時間、時をクルクルと時計の針が動く。回るように戻すようになる。なるのだが。大変に申し訳ない。ないと思う。思いますが。少しばかり時間を元に戻さして頂きながら説明の方をしていこうと思うので宜しくお願いしますね。

　◇◇◇◇◇

「くそ！　くそ～！　歯痒い！　歯痒いぞ……、籍の奴は一体何処だ？　何処にいる……。あの女……。胡亥の奴が申していた。儂に教えてくれた通りに籍！　籍の奴がいないではないか……。本当に腹立つ。腹が立って致し方方がない。ないぞ……」

　と、不満を漏らす覇王妃さまだった。だった。筈……？

　それも？　自分自身もつい最近では、お世話になっている。籍の真っ白なベッド……。

　それに、物に対して八つ当たりをして破壊──。破壊をして、真っ白ベッドを大破──！

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