第138話 覇王妃と伯母上さま? 母上さま? また御対面(31)
興味本意と興味津々にね。己が持つ、何かわからない籍の所持する書物を『ペラペラ』、『フムフム』と、頷きながらページをゆるりと捲り。何かしらを覗き込む、食い入るように見ている。確認をしているのだ。
でもね? この場。遠目からでは、覇王妃さまが、座り込み、何を大人しく見て観覧をしているのかまではよくはわからない。確認の方はできないでいるのだが。
只遠目から目を細め凝視をすれば、多分? ビールを被った写真集らしき物ではないか?
それも? 若い日の本の女性の容姿。優艶な姿だと思われる物だと思うのだが?
それを何故か? ダークエルフの優艶な精霊、巫女さま、女神さまである覇王妃さまが、『フムフム』と興味津々に見ている。観覧している。読書をしているから不思議でならない。
だって今の覇王妃さまは男性の覇王項羽ではなく。ダークエルフの精霊、女体化した御姿。覇王妃さまのだから。己の主である覇王籍が、そんな如何わしい。嫌らしい。破廉恥極まりない。御本を見て読みしているとわかれば。嫉妬、憤怒すること間違いと思われるのに。
何故か彼女、覇王妃さまは? その官能的な御本を興味津々に見て読みしているから不思議でならない。
でもさ? 覇王妃さま?
余り御本の読書に集中して、己、背後に隙を作らない方がいい。
だってリビングでくつろぎ、午後のゆっくりとした時間。奥さまタイムと言う奴を壊され。不快な思いと。不快感を募らせた梁さまが、抜き足指し足と、猫科の動物が獲物を狙うが如く階段を昇り。接近をしていることを忘れないで欲しい。
◇◇◇◇◇
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