第131話 覇王妃と伯母上さま? 母上さま? また御対面(24)

 だから覇王妃さまに、『覇王さま! 押し入れの探索は無意味! やるだけ無駄! 無駄だから。黄泉の国、亡者達が住むと言われる世界へと、今直ぐ帰還──帰りましょう。覇王さま。今直ぐに』と。


 彼女に対して柔らかく。腰を下げ、両手をスリスリスリ合わせ、御機嫌伺いをし。しながらねぇ。覇王妃さまには、御機嫌麗しい状態、様子で、籍の待つパソコン経由から幽子となり。黄泉の国へと一度は帰還──。また夜、夜半においでませ~と、告げたい衝動に駆られるよ。


 だってさ? 下の部屋。リビングにいる梁さまが。先程から二階。籍の部屋からする荒々しい音。不審な音を聞き──。今も怪訝しい表情で聞きながら。鋭い目、眼光で彼女は天井。籍の部屋、覇王妃さまが、現時点暴れている部屋──!



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る