第126話 覇王妃と伯母上さま? 母上さま? また御対面(19)
だって? 覇王妃さまはこの通りだ。小さくて可愛らしい大きさのクローゼットの扉を蹴り、破壊をするだけでは飽き足らず。クローゼットの中にかけてある籍の洋服、衣装と言う奴をハンガーから強引に外すと、というか? 外しながら、己の背の後ろへと放り投げ放置するのだ。
「うぎゃ、あああ~! うぎゃ、あああ~! うりゃあああ~! 籍と拍(あの女)は何処だぁあああ~? 何処にいる~。隠れている、のだぁあああ~? ここかぁあああ~? ここかぁあああ~? ここにいるのかぁあああ~?」と。
まあ、何とも言えないというか?
先程から何度も告げ説明をした。している通りで、覇王妃さまが暴力──荒々しい行為に訴えでた時点──。
籍の部屋の小さなクローゼットの扉を破壊した時点で、中の様子は全部丸見えなのだから。
虞美人と比べても勝りこそすれ劣ることがない。その美貌。美しく艶やかな顔を強張らせ、不機嫌極まり顔と様子。怪訝しい表情をしないで、『フフフ』と、妖艶、煌びやかに笑みを浮かべている。待つ方が、覇王妃さまの殿さまである籍自身も歓喜するとは思うのだが?
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