第94話 謎の少女の正体は?(18)

 そう、純粋な健司少年は?



「ご、ごめんなさい~。胡亥(こがい)さん。許してください~。お願いします。二度と貴女に対して邪な感情を募らせて、吐き、行動をとるような事はしないから。許してよ~。胡亥(こがい)さん~」と、謝罪。


 それも? 健司は気落ち、落胆。今にも泣き出しそうな顔と声色で、胡亥(こがい)お嬢さまへと嘆願……。




 でも? この秦学園のお姫さまの一人である胡亥(こがい)姫さまは、


「いいえ、許しません! 許しませんとも……。上田、貴方の事を……」


 大変に冷たい声音を健司に漏らし、だけではなくて。


 胡亥(こがい)姫さまは、大変に冷ややかな様子と冷たい目で、健司のことを凝視しながら。自分に対して、邪な感情を思い描いた。健司のことを許さないと告げる。


 それは傍から凝視をしても。余りにも情け容赦の無い様子だから。流石に籍の方も、健司を庇い。口沿いを始めだすのだ。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る