第75話 『黄泉の国』と言う名の不気味な名のゲーム……(18)

 何ともいじらしい。そして、切ない。儚い光景なのだろうか~と、思いながら凝視をしてしまうのだよ。


 でもさ? そんな若い二人の様子を大人のお姉さまである梁は、「はぁ~」と、溜息をつきながら見ている。


 と、言うか?



 まあ、懲りずに、「拍も本当に良くやるわよね~」と、呆れ返った声色で独り言を呟く。


 でッ、呟き終えれば?



「よし~」


 と、呟き。その場を立つ──。


 そして立ち終えれば、自身の主さまが食べ終えたモーニング。お皿の片づけを始めだす。


「フン、フン、フン~♪」と。


 大変にリズム良く。


 それも?



 お尻フリフリ、大変に御機嫌麗しく、己の肌を艶々、光らせ、女盛り、熟れた肌と肢体をアピールするように、艶やかに輝かせ、フェロモンを部屋、だけでなく。屋敷中に発散しながら御機嫌良く家事を始めだすのだ。

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