第22話 女同士の対面……(11)
今後のこと……。
まあ、彼女の今後の余生のことを考えれば、このまま姉の家に居候……。住み続けていたいのだ拍殿はね。だから自身の実姉である梁と仲違いして、別れる訳にはいかないので。
「で、でも、姉さんが、そんなに私のことを憤怒しながら諫めてきても。今日は、私自身も下着やパジャマの方を用意していないの……。だから? と、いうか? 次から気をつけるから。今日は許してお願い。姉さん……」
伯は梁に対して、自身の荒ぶれている思いとは裏腹に低姿勢……。
というよりも?
姉の梁に対して下手にでながら、自身の顔の前で、両手の掌を合わせ、頭を下げながら柔らかい口調で、姉の梁へと謝罪をするのだよ。その後も何度も「ごめんなさい。ごめんなさい」と、梁に告げる。
そんな妹の様子……。
そう自身へとへりくだる様子を凝視しながら梁は。
『う~ん、今回だけよ~。拍~。明日からはちゃんと下着とパジャマを脱衣所に用意をしてからお風呂に入ってね。お願いよ。拍……』と。
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