第18話 女同士の対面……(7)
でも? 拍の姉である梁が自身の妹君へと憤怒──。不満をあらわにしているのは。伯のお尻フリフリの官能的なモンローウォークではない。もっと別のことで梁は自身の妹である拍へと憤怒しているから。いくら拍が姉の梁に対して困惑した表情でいようが。問いかけようが。梁は自身の妹君に対して怒りをあらわにした表情をしながら。
「拍~! 姉さんが怒っているのは~。貴女の歩行の仕方が可笑しいからと憤怒。怒りをあらわにしている訳ではなくて~。貴女の今の容姿……。下着すら着衣をしていない。産まれたままの姿……。裸体でいることに対して危惧と不満を申しているのでしょに……」と、だけではなくて。
「貴女ね~? その格好で二階にあがられると困るの~! 二階には只今思春期である家の一人息子がいるのだから~。そんな産まれたままの姿……と、言うか? 嫌らしい格好で二階へとあがらないでくれるかな、拍……? 家の息子の教育上にも良くないから~。お願い~。分かった~? 拍~?」と。
梁は自身の妹君である伯へと、自身の美しい顔の真ん中にある眉間……。
そこに皺をよせながら怪訝しい表情で伯へと不満と諫めの台詞を告げるのだよ。
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