第17話 女同士の対面……(6)
う~ん、でもさ、いくら梁が、自身の妹君である拍の只今の容姿を凝視して、自身の怒りを抑えきれなくなったとしても。
梁の妹君である拍自身は? 自身がお風呂上がりの濡れた髪をタオルドライしながら歩行する様子……。
いくら自身の可愛く締まったお尻をフリフリしながらモンローウォークで歩く様子を悪いことだとは思わない。
実際彼女の姉である梁自身も、あの妖艶、官能的な、大人のお尻から女性フェロモンを撒き散らし。お尻フリフリと、モンローウォークで歩く様子を拍自身も幼少期から何度も見ているので可笑しいとは思わないから。
「姉さん~? 私の歩行の仕方が可笑しい?」と。
姉の梁に対して彼女は、訳のわからないことを拍自身は訊ねてしまうのだよ。彼女の姉である梁が憤怒している理由と原因は別のことなのに。自身が優艶に歩く歩行のスタイルであるモンローウォーク若しくは、モデルさま達の歩行スタイルで歩く仕草に対して、姉の梁が怒りをあらわにしているのだと勘違いをしているようなのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます