「あのさぁ～、拍～？　あなた～、その格好何とかならない～？」と。

　梁は機嫌良く自身の濡れた頭を、乾いたバスタオルで乾かしながらお尻をフリフリ振りながらモンローウォークで歩き──。二階へと向かう自身の妹君である伯へと怪訝しい表情……。不満のある顔色と声色で声をかけるというか？　訪ねるのだ。

「ん？　私？」

　姉の梁から不機嫌な極まりない様子と声色で声をかけられた伯は、少々困惑した声色で声を返すのだが。

　彼女の姉である梁の方はと言うと？　やはり自身の妹である梁へと不満があるようでね。

「そう、拍～？　貴女の今の容姿の方を何とかしてくれないかしら～？」と。

　梁は相変わらず怪訝しい表情と声色で伯へと。今の拍の容姿を改善するようにと要求をしてきたのだ。

　だから伯は「私？」と、姉の梁へと言葉を返すのだが。

　拍の姉である梁の不機嫌極まり表情は収まるどころか？　更に激しさを増して。今度は姉の梁は、荒々しい口調で。

「そうよ、貴女～！　貴女以外誰がいるの～？　拍～？」と。

　拍のことを罵倒してくる。

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