第224話 僕は大変に身体に良い。薬膳料理にも使用されるくこの実(20)
「おぉ~い! お前等~? 隣の奴がどうにもならん。ならんから~」、
「ほら~。貸してみ~。貸してみ~」と。
隣の爺さんこと、竹輪のおじさんは、家の商品を握り、持ち。周りをキョロキョロと目線を慌ただしく動かしながら。何処に、誰に、自身が手元に持つ商品……。
そう、先程の事、回想シーンを思い出してもらえればわかる通りだ。
竹輪のおじさんが家の怖い顔のおじさんへと。
「お前~! お客さんを待たせ。大変に迷惑をかけたのだから。三個で千円を五個千円ではなく。今回だけは、六個でええやろうが?」の言葉、台詞で。
「うん」と頷いた。家の怖い顔のおじさんだから。
あれほど購入に前向きではなかった絵里ちゃんのパパさんも含めて。
「うそぉおおおっ! 本当にええの? おじさん?」と。
声を大にして歓喜、騒めいたぐらいだからね。
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