第191話 僕は超珍しい漢【ウコンパンプ】(56)
家の怖い顔したおじさんは、不満、不服のある表情で。
「おじさん、大丈夫じゃないじゃ、ろう。大丈夫……。大丈夫なのはおじさんの方じゃけん」と。
自分自身が、少々腹立たせて仕方がないのか、家の怖い顔のおじさんは、隣の爺さんへと広島弁を使用しながら言葉を返したのだ。
でもね、隣の爺さんは、家の怖い顔をしたおじさんが、不満、不服のある顔をしていようが全く気にした素振りも無く。
「そうか~?」と、だけ言葉を漏らすと。何が面白いのか、俺【ウコンパンプ】達にも解らない。知らないが。
「カッ、カカカ~」、『ケラケラ』と、隣の爺さんは、相変わらず一人で苦笑を浮かべ、漏らし続ける。
だから家の怖い顔のオジサンは、「ふぅ」と溜息を漏らし。爺さんの販売ブース、売り場に集いしお客さま達は、今度は、隣の爺さんに対してこんな台詞を吐く。告げる。漏らし始めるのだ。
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