第94話 ふふふ、今度は私かな?(10)
そう、駆られたからね。フムフム、どうしようか? と思う。
と、言いたいところなのだが。
この頃の絵里ちゃんは幼い子供……。冒頭シーンのような、JK小悪魔仕様の活発な絵里ちゃんではない。ないのだ。
だからさ、未だ幼い少女時代の可愛らしく初々しい絵里ちゃんだから。と、いっても。今のJK小悪魔仕様も大変に容姿の整った魅力的少女だから。今の彼女が可笑しいと言う事はないので。その辺りは誤解をしないで奉しい。
まあ、話しが少しばかり飛んだので、また元に戻す事にする。
とにかくさぁ、この頃の絵里ちゃんは未だ幼少期の初々しい頃の少女だから。自身の両親二人に対して反発、反抗期を他人の目の前で見せる事はないので。
先ずは、おじさんから私【クランベリー】の試食を受け取る、受け取らないかは、少女の両親に委ねる事になる。
だから幼い絵里ちゃんは、お母さんとおとうさんの方をチラチラと凝視しながら確認をとる。
「絵里、頂きなさい……。おじさん、本当にすいません」
「いいえ、いいえ、どういたしまして……。はい。お嬢ちゃん……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます