第87話 ふふふ、今度は私かな?(3)
まあ、家の怖顔のおじさんの恋話しはここまで、取り敢えずは置いておく。そして話しを先に勧める。家の怖顔のおじさんの恋話を聞いて見ても、余り面白くはないと思うしね。
実際彼は、第二の人生と呼ばれる齢になっても独身。妻どころか、子も孫もいない立場の男性(ひと)。自由気ままな、その日暮らしである。スローライフを続けてきた男性(ひと)であるのと同時に。第二の人生を独り寂しく、だけではないか?
いつ自分自身が【孤独死】をしてしまうのではないか? の恐怖に怯えながら余生をすごしている男性(ひと)だから。
と、言うことで。私【クランベリー】の話しと絵里ちゃんのお母さんの話しへと戻る。ッて。良く見るとお父さんもいたのを忘れていた。いたよ~と、言うことで話しを進める。
まあ、家のおじさんは、私【クランベリー】を食品トングで『グニュ~』と摘まむと──お姉様……。
そう、絵里ちゃんのお母さんへと「はい。お姉さん。どうぞ!」だ。
家のおじさんは、少しばかり興奮気味でね。彼女の容姿が彼の好みのようだから真心を込めて、お姉様へと私【クランベリー】を食品トング越しに手渡しを始めた。
「おじさん、これは何?」
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