第59話 おじさんとJK(46)

 そんな我が家の異性。自身の肩を落として気落ち、落胆をしているお父さんへと。どうしようか? 致し方がない。と、二人の女性陣達は思うのだよ。


 と、なれば?


 二人の女子、女性は、細くなっている己の腰に両手を当てて──。


「ふぅ」と、声を漏らすことになる、だけではなくて。


「ん? 今回だけだよ。パパ~……。ねぇ~、ママ~?」


「うん、今回だけは許してあげるパパ~。……でも、今回だけだからね~、パパ~。分かった~?」


 先ずは女性陣二人、お互いの顔を見合わせ、終えると。お互いが我が家の主さまへと視線を変え──。


 自分達二人に対して許しを乞うてきたお父さんへと、この通りだ。


 今回は、許すけれど、二度はないからね、と、プンプンと苦笑しながら釘を刺す。


「うん、分ったよ。ママ~……。そして絵里。二人共ごめんね……」


 絵里ちゃんのお父さんは、我が家の女性陣二人に対して相変わらず気落ちをしたままの表情に加えて、大変に反省、申し訳なさそうな表情も後から加えながら、自身の奥さまへと謝罪をする。


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