第60話 おじさんとJK(47)
そして終われば、自身の頭や首を掌でサワサワとかきしながら「アッ、ハハハ……」と、苦笑いして、めでたし、めでたし、よかったね。じゃ、この場を離れ──先へと向かおう。
そう、僕【芋かりんとう】達お菓子や珍味、ドライフルーツ等が所狭しと、並ぶ売り場を後にして、他の店頭販売ブースを見て周り楽しむか、道の駅の店内へと入り──。店内に陳列している地産の野菜や果物、加工食品、お菓子やドリンク、お酒各種を見て周るか? さぁ、いこう。と、言うことになり。
絵里ちゃん達家族はこの場──。僕達や怖顔のおじさんの売り場を後にする。
と言うことはない。と、言うか? させないのだ。僕達の怖顔のおじさんがね。だって僕達の怖顔のおじさんは、対面販売業を三十年以上──。昭和と呼ばれた時代から続けているベテラン、強者だから。おじさんが所持する聖剣──食品トングと呼ばれる物々しくない武器を使用して、絵里ちゃんのお父さんが好みそうな。
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