第47話 おじさんとJK(34)

 そんな『超』がつくほどの御機嫌なお母さんの様子を絵里ちゃんが見て確認をすれば。


「ママ~。お姉さんと呼ばれてよかったね~」


 と、嬉しそうに告げる。


「ママ~。美味しいね~」の言葉も添えてね。


「えっ? もう~。絵里は~。何を言っているの~」


 絵里ちゃんのお母さんは、自身の娘である絵里ちゃんに、自身の心の中を見透かされて不満……と、いうか? 照れ恥ずかしそうなのだ。




 まあ、先程も少しばかり僕【芋かりんとう】が説明をしたと思うのだけれど。


 絵里ちゃんのお母さんは、家のおじさんから『お姉さん』と呼ばれて悪い気はしていない。


 と、いうよりも?




 先程から大変に御機嫌麗しい様子でね。それを同じ異性である幼い絵里ちゃんに悟られる。


 と、いうか? あっさり悟られるほど、大変に御機嫌麗しい状態である。


 それを未だ幼い絵里ちゃんにあっさりと見透かされ悟られてしまったから恥ずかしくて仕方がない。


 だから絵里ちゃんのお母さんは、「もう~、絵里は~」と、照れ恥ずかしそうにと、いうよりも?



 絵里ちゃんに対して一言多いいとでもいいたい感じで不満を漏らす。




「お~い! 二人共~?」


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