第21話 おじさんとJK(8)

 と、言うか?


 僕達自身がそう。JKの彼女の若々しくムチとした柔肌とハリのある胸の谷間と、情熱の炎のような真紅のブラジャーを凝視して、まさに、身体中が熱く火照り、ムラムラ……。JKの妖艶な笑みの思惑通りに、自身の大事なところ固くさせ「あっ!」と、声を漏らし。自身の脳内で(ピロリン~♪)と、ベルをリズムよく鳴らした上に。自身の両手を使用して大事な所を押さえている状態なのだ。


 僕【芋かりんとう】を含めて他の者達……。


 そう、紫色の彼こと、【紫芋かりんとう】も「あっ!」と、恥ずかしそうに声を漏らし、腹部の下を両手で覆い隠す動作を慌ておこなっている様子だ。


 中にはね?


「ううう~、堪らん~」


「何て、若々しく素敵なのだ」


「俺は永遠に、彼女の胸の谷間と真紅若しくは、紅色の派手なブラジャーを見て確認……。永遠に堪能をしておきたい……」と。


 やはり僕【芋かりんとう】や【紫芋かりんとう】達のように。JKのお嬢さまの優艶な様子に誘われて魅入り虜──。ガン見状態で自身の持つ良目を離せなくなり。己の持つ腹部の下にある物を大きくそびえ立たせ──。


 それを自身の持つ両手で覆い隠しながら。オスとしての性や要望心、想いを言葉として漏らす物も多々現れる。


 と、なれば?


 僕達の怖顔のおじさんも『右にならえ~』の状態……。


 そう、彼の怖顔──眉間に皺をいつも寄せている強張った表情の怖顔を緩ませ、目尻を下げ、鼻の下を長く伸ばしながら『デェ、ヘヘへ~』と凝視──。


 JKのお嬢さまの乱れに開いた首の襟へと視線を向けて──未成熟な柔肌とハリのある


 胸の谷間──。


 それとは不釣り合いな妖艶、官能的な情熱の赤! 真紅のブラジャーを凝視しながら堪能──。


 怖顔のおじさんも僕達と一緒で、「あっ!」と声を漏らし。脳裏で(ピロリン~♪)とベルを鳴らし。自身の腹部の下にある大事な物を御立派にそびえ立たせているに違いない!


 またそれを? 自身の両手で覆い隠し──。JKのお嬢さまに悟られないようにしていると思われるから?


 僕【芋かりんとう】は、少しばかり残念ではあるのだが。僕好みの少女……。不良ではあるのだが。大変に可愛いJkの小悪魔さまの胸の谷間と。彼女の性格そのものが現れているような、燃え盛るような紅色ブラジャーから、怖顔のおじさんへと視線を変えてみた。


 どれどれ? と、自身の脳裏で思いながらだよ。



 ◇◇◇◇◇

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