第10話 僕は紫芋かりんとう(4)
……ん? あれ? 『芋かりんとう』の奴。急に憤怒し始めた。どうやら僕の自分達『紫芋かりんとう』の説明に不満。気に入らないようだ。
彼の黄土色をした。ではないか? 自身の身体は黄金色だと自画自賛をしている容姿が真っ赤に染まり始めたよ。【クコの実】君や【ドライイチゴ】君、【ドライトマト】君達のようにね。でも? 僕が今説明をした話しは、彼の言っているような嘘偽り話しではない。
だから僕も彼に言葉を返してみるよ。
「ん? 僕は? 【芋かりんとう】が憤怒。怒りをあらわにしながら僕へと不満を告げてくるような言葉や嘘偽りなど漏らしてはいない。僕が言っていることは本当のことだ」と。
先ずはこんな感じで【芋かりんとう】の奴へと、僕はゆるりとした口調で告げてやった。でも? 僕の彼への言葉はこれだけではない。
「確かに【芋かりんとう】の言う通りで。女性は基本甘い物の方が好きな傾向にあると僕も思う」
僕は今度はね。彼の意見に同調をするような台詞を告げたのだ。
「そ、そうだろう。僕の言っていることの方が正しいだろう……」
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