第7話 僕は紫芋かりんとう(1)

『ゴホン』と、軽く咳──。


「え、えぇ~と……。え、とねぇ~? ぼ、僕はね? 今芋かりんとうから紹介をしてもらった紫芋かりんとうと、いう者なのだよ~。でッ、今から始めるこの物語の最中……。進行中に、僕も度々と出演をするから。この物語を読み、見始める人達は、芋かりんとう同様。僕のことも宜しくお願いするね~」


『ペコリ』と、深々と会釈──。頭をあげ──。この物語を読み、見始めた人達への僕の挨拶が終われば。今度は僕の話し……。『紫芋かりんとう』若しくは? 『紫芋けんぴ』の説明を少しばかりさせて頂こうと思う。


 まあ、パッと見て──と、言うか?


 僕、紫芋かりんとうと芋かりんとうの容姿……。肢体の色合いを見れば分かる通りで? 彼の容姿は? 黄色? 黄土色……?


 まあ、良い言い方をすれは? 彼が先程、自分自身の事を自画自賛したように『金色に輝く黄金色』の容姿とは違い。僕の容姿は? 少しばかり暗い色……。


 そう? 紫色の色合いをした容姿──。


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