第6話 みんな僕のことを知っているかな?(6)
でッ、思えば僕は、紫色した彼にまた声をかける。
「お~い! 紫芋けんぴ君~? 皆さんに自己紹介をするのが照れ恥ずかしいようならば? 僕が君の代わりに、皆さんへと説明をしようか~?」
と、問いかけてみたのだ。
「いや、大丈夫だよ。芋かりんとう。僕が自分自身で皆さん……。そう? この物語を今から読み見てくれる人達へと説明をするから大丈夫だ。芋かりんとうありがとう」と。
彼は僕へとお礼。そして謝罪も告げてきた。
だから僕は、自身のしなやかな身体を同一化。見分けもつきにくい頭を軽く振りながら。
「うぅん、別にいいよ~。紫芋かりんとう~。そんなに気をつかってくれなくてもいいからね~」
と。言葉を返して。
「じゃ、君の特徴などの自己紹介を皆さんに教えてあげてくれるかな~」
と、告げた。
〈コクリ〉
すると彼はこのように、自身の頭……。
そう? 僕芋かりんとうと一緒で、自分自身の胴と首、頭と同一化して、見分けがつきにくい自身の頭を軽く頷き。
「うん、わかったよ~」
と、言葉を返してきたのだ。
そして僕へと言葉を返し終えれば。自ら自身の口を開き始めだした。
◇◇◇◇◇
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます