第5話 みんな僕のことを知っているかな?(5)

 そう~? 彼の名が示す通りで『紫色』の容姿をした暗い奴……だけではないか?


 根も大変に暗い奴……。


 まあ、僕が彼のことをこんな感じで侮り嘲笑うと。


「うるさい! 黙れ!」と。


 紫色した彼が僕へと不満を告げてきたので。僕も彼に憤怒! 売り言葉に買い言葉ではないが? 怒号を返すことにする……はない~。


 だから紫色の彼に、「ごめんね~」と、告げ謝罪をする。


「ん? ああ~、いいよ~。今回だけ許してあげるよ~。芋かりんとう~」と。


 彼が僕へと今回は許してくれると言ってくれたから。僕は紫色の彼へとお礼を告げる。


 でッ、告げ終えれば、彼に?


「今度は君が? この物語を読み見ている人達に自己紹介をしてくれるかな?」

 と、告げた。


 すると紫色をした彼は? 少し悩んだ顔をした。


 だから僕は、そんな彼の様子を凝視して?


(紫色をした彼は? 皆さんに自己紹介をしながら話しをすることが、照れ恥ずかしいのかな?)と。


 自身の心の中で思う。


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