第4話 みんな僕のことを知っているかな?(4)

 長い! 長いからと嬉しそうにね。


 だからお姉さま達と同伴をしている彼氏や旦那さまは? 自身のお連れさまの歓喜──!


「長い!」


「長い~!」


「立っている!」


「立っているわね~!」と。


 僕へと絶賛する台詞と歓喜を聞けば──。


 お姉さま達の彼氏や旦那さま達は苦笑い。


 ……だけではないか?


 大変に困った顔していることが多々あるのだよ。


 う~ん、でも?


 まあ、中にはね? カップルが一緒になってはしゃぎ──!


「長い~! 長い~!」


「立っている~! 立ってる~!」


 と、歓喜の声をだして騒めく人達もいるし。イン○タ映えすると喜びながら。写真や動画を撮り、撮影をする人達もいる。


 僕の容姿が余りにも素晴らしいからね~。


 まあ、こんな容姿端麗僕にもね? 『ライバル』と呼べる人物がいるのだ。


 そう~? 彼と言うか? 『あいつ』と呼んだ方がいい奴なのだが。


 う~ん、彼もね? 僕の仲間……というか?


 同じ種類の食べ物になる物なのだよ。


 そう~? 彼の名はね?


『紫芋かりんとう』と、呼ばれる人物でね。容姿の方も僕と良く似た容姿……。細くて長いしなやかなプロポーション持つ物なのだが?


 この物語を読み見始めた人達も彼の容姿を見て確認をすればわかる通りで?


 僕の金色に光輝く神々しい容姿とは対照的に暗い色合い……。


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