海と波

音風

海と波

とある夏の夜、僕の身体が海に沈んでいく。ゆっくり、ゆっくりと。ぷくぷく泡を吹きながら。目も霞んできて、意識も朦朧としてきた。息が続かなくなり、苦しいけど、不思議と気持ちがいい。海が僕を受け入れてくれているようで、心が透き通る水のように穏やかに満たされていく。海に映る月光や星々に見守られながら静かに深く、深く、沈んでいく。海に入る直前に聞いた波のせせらぎを思い出しながら、僕はそっと目を閉じるのだ。

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海と波 音風 @rkpr

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