出陣らしい
亀甲縛りをし仮面を被り、手を広げ仮面の下に笑みを浮かべミランダープは言う。
「さぁーて出陣かーな」
出陣―この場所は元々戦場の近くらしいし元々そのつもりで来たのだから別に異論とはか少ししかないけどそれより……
「なんつー格好してんるだァァァ!!!」その格好にはツッコまずには入れなかった。
「これから仮装パーティーなのか?渋谷のハロウィンなのか?それなら変態枠で認める。でも行くのは戦場でしょ」
ジンの長いツッコミを最後まで聞き、
「別にどんな格好デーもいいんじゃなー行かな?この服はかなり特殊な魔法が掛けられてるからそうそう壊れることもないしーね」
「そうなのか?ならそれでいいの……か?……いや良くない気の方が……」
頭を悩ませ、考えていると、
「いつもの事だからそんなに気にしないの。ジンは戦う事だけを意識してね」
それを笑顔で言ってくれるクリスタに、
「あぁ、前々から思っていたけど俺の心の癒しの特効薬はクリスタだけだな」
「特効薬?薬はよく分からないけど……」
「分からなくて結構。こっちの問題さ」
「話戻るけど、出陣って狂信者達との戦いか?」
「そのとーり。でも今回は中々に強敵と聞いてるーよ」
その事を聞いて戦ったことの無い相手だからこそ顔が引きつってしまう。
そんなジンを見てクリュサオルが、
「そんなに心配する事ないよ。君だけは死ぬ事がないからね」
クリュサオルが気になることを言う。
「俺だけは……?」
「いや、今は気にしなくていい。みんなが言う通り、戦いに専念をすると言い。困ったら何か言ってくれ」
『黄金の剣』とチンピラに言われていたクリュサオルが仲間に居いる。居るだけであれだけの威圧と支配感を醸し出していたんだ、死ぬことはまず無く難なくと敵を倒せるそうジンは気安く考えている
Lt:精霊使いのゼロから生きる道 師走 葉月 @Neru13
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