第22話 今はもう

「セライアも、あの場にいたのか?」


「いや、私は別室だ。王宮内には、監視用の魔導具や使い魔を配置してあるから、それで視ていた」


「直接来れば良かったのに」


話し相手もいないし、結構暇な時間もあったのだ。

立食パーティは苦手なんだ。


「人前に出るのは嫌いなんだ」


セライアが、顔を背ける。


そう言えば──


「なあ、セライア」


「ん?」


「サラ王女って、第一王女じゃ無いんだな」


セライアは、物憂げな顔をすると、


「長女ではない。ただ、、第一王位継承者だ」


その言葉で察する。

死別か。


他国に嫁いだ可能性も有るが、物憂げな顔はしないだろう。


さて。


今日の分の下着を入れれば、80pt。

やはり、サラ王女の下着か、エルゥさんの下着があれば・・・


・・・


?!


クレジットの残りが・・・110pt?

何故?


「どうした、マサシ?」


「クレジットが・・・ガチャ11連が、貯まっている」


「ふむ?今日の下着はまだの筈だが。誰かから下着を貰ったのかい?」


「いや・・・そんな事は・・・あっ」


理由に思い当たる。


「リフィアと長く会話して、関係性が深まった・・・?」


「なるほど」


俺の推測に、セライアが首肯する。

後から親しくなれば、差分を貰えるんだな。


とりあえず、


「回そう」


スキル STRUP 収束

スキル DEXUP 新規

スキル VITUP 新規

スキル MENUP 新規

タロット フライングソード 収束

タロット フライングソード 進化

タロット シールド 収束

タロット デス 新規

タロット ワープ 新規

タロット タイム 新規

タロット スカイ 新規


***************************************


名前:

 田中雅司

レベル:

 101

職業:

 無職

ステータス:

 STR 100(10,000)

 DEX 96(960)

 AGI 98(980)

 VIT 94(940)

 MAG 88(880)

 MEN 93(930)

スキル:

 ガチャ Lv.2 (40pt)

 鑑定 Lv.4

 偽装 Lv.3

 空間収納 Lv.2

 探査 Lv.3

 チャージ Lv.5 20% 5/5

 HPUP Lv.1 10

 STRUP Lv.2 100

 DEXUP Lv.1 10

 AGIUP Lv.1 10

 VITUP Lv.1 10

 MAGUP Lv.1 10

 MENUP Lv.1 10

タロット:

 ソードストーム Lv.1 5/5

 ドラゴン Lv.2 2/2

 クリエイトソード Lv.1 100

 グリフォン Lv.2 2/2

 フライングスピア Lv.2 12/12

 シールド Lv.2 4/4

 ミラー Lv.1 10/10

 スケルトン Lv.1 40/40

 サンダー Lv.1 1/1

 デス Lv.1 1/1

 ワープ Lv.1 5/5 10

 タイム Lv.1 3/3 30sec

 スカイ Lv.1 10/10 30min


***************************************


回数が多いから便利だったフライングソードが、回数が減ってしまっている。

ショックだ。


新しいスキルは・・・


ステータス強化系は、相変わらず元ステータスが低いのでアレ。


デスは、単体にしか効果が無い残念スキル。

対象を死に至らしめるらしい。

多分、低確率、かつ、ボスには効かない。


ワープは、視界の範囲、または、行った事がある場所に瞬間移動。

使えないこともないとは思うけど。

一度に10人しか運べないらしい。


タイムは、時間を止めるらしい。

ただし、30秒だけ。


スカイは空を飛べる。

30分持続。

まあ、使えない事はない?


「どうだった?」


セライアが、目を輝かせて聞いてくる。


「微妙、かなあ。ステータスアップとかよく出たよ。一定の割合でステータスが向上する」


「ステータスアップ・・・例えば、1.1倍になるだけでも、凄く効果は大きそうだけどね。同じレベル、同じステータス同士なら、圧倒的な差がつく」


「STRで100倍かなあ」


ぶふぉお


セライアが吹き出して突っ伏す。

どうした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る