第14話 すか

「まあ、それはおいておいてだな」


「おいておかれるの?!ここまでさせておいて?!」


セライアが目を見開く。


いや、だからしないって。


「そろそろ俺のスキルについて教えようと思うんだが」


「教えて欲しい!!」


セライアが、身を乗り出す。


鑑定、探査、空間収納・・・幾つかのスキルは教えたんだが。

ガチャ自体は秘密にしていた。

まあ、色々協力して貰っているし、王家には秘密にしてくれるらしいし、教えても良い気がしてきた。

協力者は、いた方が色々都合が良い。


「俺のユニークスキルはたった1つ・・・ガチャだ」


「たった1つ?!」


「他のスキルは、全部ガチャ産だな」


「・・・スキル1つ1つがチートレベルのユニークスキルだと思うんだけど・・・」


大袈裟な。


「ガチャを回すのに必要なのが、下着。下着を消費する事で、ポイントが貯まる」


「なるほど・・・」


セライアが、得心した様子で頷く。


「今回の下着で丁度ポイントが貯まるので、回してみようと思う」


「それは・・・楽しみだね」


俺は意識を集中させると・・・


「ガチャ」


目の前に、ガチャマシーンが出現する。


「・・・そこにあるのかい?」


「ああ、見えないか?」


「うん、見えないね」


他の人には見えないのか。


下着をガチャマシーンに放り込む


「・・・下着が消えたね。空間収納・・・では無いんだよね」


「ああ。ガチャマシーンに入れた」


さて・・・回すか・・・


スキル MAGUP 新規

スキル AGIUP 新規

タロット グリフォン 収束

タロット フライングスピア 収束

タロット フライングソード 収束

スカ

タロット ミラー 新規

タロット スケルトン 新規

タロット サンダー 新規

スカ

10pt


スカって何だよ。


***************************************


名前:

 田中雅司

レベル:

 64

職業:

 無職

ステータス:

 STR 63(630)

 DEX 60

 AGI 61(610)

 VIT 62

 MAG 59(590)

 MEN 58

スキル:

 ガチャ Lv.2 (12pt)

 鑑定 Lv.4

 偽装 Lv.3

 空間収納 Lv.2

 探査 Lv.3

 チャージ Lv.3 0/3 10%

 HPUP Lv.1 10

 STRUP Lv.1 10

 AGIUP Lv.1 10

 MAGUP Lv.1 10

タロット:

 フライングソード Lv.4 11/16

 ドラゴン Lv.2 2/2

 クリエイトソード Lv.1 100

 グリフォン Lv.2 2/2

 フライングスピア Lv.2 8/12

 シールド Lv.1 3/3

 ミラー Lv.1 10/10

 スケルトン Lv.1 40/40

 サンダー Lv.1 1/1


***************************************


ミラーは、受けたダメージを相手に与えるスキル。

防いだ場合、受ける筈だったダメージを相手に与えるらしい。

等倍のダメージ・・・使い物にならないのでは?


スケルトンは、回数が多いのが嬉しい。

ドラゴンとかと同じように、一瞬だけ呼び出し、戦わせる。

盾スケルトン、剣スケルトン、アーチャースケルトン等、複数種から選べるらしく、意外と使い勝手が良いのかも知れない。


サンダーは、ドラゴンみたいな感じかな。

周囲に雷をまき散らすっぽい。


チャージのレベルが上がったのは嬉しい。

1日に3回までチャージできる上、10%の切り上げ、例えば1回が最大使用回数ならいままで通り1回だが、最大使用回数が11回以上なら、一度に2回復する。


「で、何が出てきたの?」


「・・・なんか、スカとか混じってた・・・」


「あちゃ・・・大丈夫?おっぱい揉む?」


あのなあ。

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