第10話 条件
「誰だ?」
言いつつ、鑑定を行使。
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名前:
セライア=リン=グロウリア
レベル:
4,311
職業:
メイガス
ステータス:
STR 377,144
DEX 366,533
AGI 311,116
VIT 300,224
MAG 74,133,221
MEN 66,449,412
スキル:
全魔法 Lv.10
空間収納 Lv.6
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うん、抵抗したら息をするだけで殺されるな。
香菜山達のステータスは異常に強いが、一部の現地人、更に強い。
むしろ、俺達必要なのか?
「んん・・・何か、魂を覗かれたような・・・これは、ステータスクリスタルを使ったような・・・解析、またはそれに類するユニークスキルかな」
バレてる。
「それで、話って何だ?」
「うんうん、これなんだけどね」
どす
女──セライアが出した袋。
中には・・・大量の下着?!
セライアはくすり、と笑うと、
「大丈夫、ちゃんと未洗濯の物だよ。可愛い娘を見繕って、それぞれ別の人から──」
・・・何処まで知ってる?!
まさか・・・もうバレた・・・?
「もっとも、未洗濯、未使用の人物であれば、容姿は関係ない、かな?」
・・・これは・・・
だが、あの量の下着は魅力的だ。
何十連できるか・・・
ごくり
俺は、生唾を飲み込む。
「私は、キミの味方だ。キミの事を、王家に漏らすつもりは無い。キミに何かを強制もしない。この世界で疑われない為の情報も提供するし、必要であれば望む物を提供しよう」
セライアが、袋をポンポン叩く。
く・・・しかし・・・
「理由、かい?2つ有る。1つ目は、キミが積極的に奉仕をしてくれなくても、十分にこの世界に貢献してくれている。自由を束縛されるのが嫌なんだろう?自分が参加しなくても良い様に、他のクラスメートを手助けしてくれて・・・あれだけでも十分に助かっているんだ。もう1つは──」
セライアは、俺を見て、
「純粋な興味だ。キミの強さ、スキル・・・大いに興味が有る」
・・・ガチャは、未知のスキル。
何が出るかの記録をつけておけば、後世役に立つ、か・・・
セライアの協力があれば、無限連できるしな。
「なるほど・・・それで、その下着は貰えるんだな?」
「勿論。だが、条件が有る」
条件?
俺の中で、警戒心が頭をもたげる。
「私の下着も貰って欲しい」
「それは、俺も望むところだ」
何かの罠?
例えば、自分の下着を取り込ませたら、スキルを乗っ取れるとか。
いや、考え過ぎか。
「有難う──では、どうぞ」
・・・?!?!
セライアが胸を張り、両手を大きく広げる。
待って欲しい。
まさか・・・
「脱がせて欲しい、それが条件だよ」
・・・ちょっ
痴女?
仕方がない・・・
見ないようにして、無心になって・・・
セライアの服に手を入れ・・・
幸い、ブラを外した事はある。
自分につけ外しした時だ。
・・・あれ。
「しまった、フロントホックだった・・・」
セライアがポツリと言う。
何・・・だと・・・
高難易度過ぎる。
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