鏡の中に映る君

鏡の中に映る君

鏡の中に君は無い

ホントの君は どこにいる?


人は仮面を被ってる

笑ってるけど怒ってる

泣いているけど嘲笑ってる


仮面無しには生きられぬ

人の脆さは分かるけど


鏡の中で笑う君

僕の瞳に映ってる

ホントの君は泣いている

僕の前ではそのままの

仮面を被らぬ君でいて


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


鏡は、苦手です。直視できない。

鏡に映るのは、他者の視線を意識した自分、のように思う。


私たちは、仮面を被って生きています。

周りに合わせて笑ったり、怒ったり。

自分を守るために、仮面を被る。

ホントの気持ちは、仮面の下。


それが処世術だと言われたら、それまで。

でも思い出すのは、これまで。


怒鳴られながら、ホントのこの人は、泣きたいんだろうなと思うこともあります。

気持ちを圧し殺した、悲しい笑顔を向けられることもある。

仮面の下の、ホントの気持ち。

見えない気持ちは、いつまでも記憶に残ります。


私には見せられない、仮面の下の顔。

鏡に映らぬ、ホントの姿。

見せられる人がいたらいいなと、願います。

勝手ながら。


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