こころころころ くるくるこころ
こころころころ くるくるこころ
いろとりどりの みんなのこころ
あの人は、金
話すとこころが軽くなる
ぽかぽかあかるい おひさまのいろ
あの人は、銀
刃のようにするどくて
つめたい雪のようないろ
わたしのいろを守りたい
あなたのいろに 交じりたい
こころころころ くるくるこころ
ころころかわる わたしのこころ
知ってるの
こころのなかに こどもがいるの
刃をかざして扉をとじて
こどもはいつも泣いてるの
ひとりはいやだと泣いてるの
こころころころ くるくるこころ
くるくるかわる わたしのこころ
ころがってゆく
ちかづいてくる
扉ひらいて、とじて、ひらいて…
わたしのいろを守りたい
あなたのいろに交じりたい
こころころころ くるくるこころ
こころはいつか
ひとつになるの?
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ひとと関わると、そのひとの色を感じることがあります。
あたたかな色が流れ込む。
つめたい色に拒まれる。
ときには、ひとの色に塗りつぶされるようで、ひとり閉じ籠りたくもなる。
それなのになぜ、ひとと交じりたいと望むのでしょう。
気になるのはなぜか、遠ざかりたいひとです。
嫌なひと、怖いひと、怒りを感じるひと。
それなのに、ふとした時に、そのひとの中に幼いこどもを見るように感じます。
このひとは、どんな日々を過ごしてきたのだろうかと思うことがある。
こころを守るために、身につけてきたもの。
するどい刃を越えて、固い扉が開いたら、本当のそのひとに会える、ような気がする。
わたしの中のこどもが、呼応するのかもしれません。
わたしの中にも刃があり、扉があるから。
遠ざけたくて、近づきたくて。
その先に、何があるのかはまだ、わからないけれど。
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