言えない想い

言えない想いはどこへゆく

言葉にすればあまつさえ

このからだごと崩れ去る

この世界など壊れゆく


瞳を閉じてやり過ごす

耳を塞いでうずくまる

顔は笑ってみせるけど

心は泪で溢れてる


言えない想いは月へゆく

淡い光を身に纏い

夢の中へと舞い降りて

きらきらさらさら溶けてゆく

私の中へ還りゆく


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

想いを引きずることがあります。

何をしても、想いが離れず、捕らわれてしまう。


夢は不思議です。

たとえ悪夢であったとしても、目覚めた時には何かがリセットされている。

夜の魔法。月の治療。


この想いも、繰り返し夢に見るうちに、いつか私の中に居場所を見つけ、もう少し優しいものに変わっていくでしょうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る